NXP® i.MX 8コンピューターオンモジュール
Apalis iMX8
- 最多で2つのArm® Cortex-A72、4つのCortex-A53、2つのCortex-M4F
- NXP® i.MX 8QuadMax(i.MX 8QM)、i.MX 8QuadPlus(i.MX 8QP)
- デュアルバンド2.4/5 GHz 2x2 Wi-Fi 5 (802.11ac)よびBluetooth 5.3
- 高度なハードウェアセキュリティと安全機能
- 無料のOTAアップデートソリューション
- Linux OSサポート含み
ハイライト
Apalis iMX8は、最新のNXP® i.MX 8 SoCを搭載した小型フォームファクタのシステムオンモジュールです。最高の性能を発揮するi.MX 8 SoC、i.MX 8QuadMxには、2つのCortex-A72および2つのCortex-A53アプリケーションプロセッサーコアと2つのFPU対応Cortex-M4Fマイクロコントローラコアが搭載されています。最新Cortex-Aコアは、Arm8 64ビット命令セットをサポートします。
Apalis iMX8 SoMは、最先端のコンピュータービジョンシステムの構築に適しています。高性能のデュアルGC7000 GPUが、豊富な機能を備えた複雑なグラフィカルユーザーインターフェイスと複数の独立型ディスプレイをサポートします。Toradexは、The Qt Company、Crank Softwareやそのほか企業と提携して最適化されたUIフレームワークを提供しており、製品の市場投入を加速します。
ハードウェアの仮想化、セキュアブート、最新の暗号化に対応しており、安全でセキュアなシステムの構築が可能です。SafeAssure® のフェイルオーバーに対応するディスプレイコントローラにより、重要なディスプレイに常に適切なコンテンツを表示させることができます。i.MX 8 SoCは、28nmの高度なFDSOIシリコンプロセス技術に基づいており、MTBFを改善し、ソフトエラー率を削減します。
ヘテロジニアマルチコアのアーキテクチャでは、Cortex M4/M7プロセッサーにハードリアルタイムの重要なタスクをオフロードすることで極めて低いレイテンシを実現できます。Toradexが提供するツールとFreeRTOSにより、開発も簡素化されます。非対称型マルチコアのアーキテクチャは、接続低電力モードまたはセキュリティ向上のために活用することもできます。
弊社のCPUモジュールは、緊密に統合されたTorizonプラットフォームで利用でき、製品の開発とメンテナンスを加速します。 いくつかの重要な機能には、安全性と信頼性の高いリモート更新、フリート監視、リモートアクセスが含まれます。
モジュールには、振動およびEMI/EMCの環境テスト報告書が付随しているので、安心してご利用いただけます。非常に信頼性の高いeMMCフラッシュメモリを採用しており、さらにToradexのFlash Analyticsといったツールにより、非常にシンプルな方法でフラッシュメモリの疲弊度を監視できます。
Apallis iMX8は他のApalisファミリーのCOMとピン互換性があります。(*)
これにより、既存のApalisベースの製品から容易に拡張し、新しいApalis iMX8に移行することができます。Toradexの Apalis Carrier Board は全てのApalis iMX8と互換性があります。
豊富な製品マニュアル、開発者サポート、サービスパートナー、サードパーティ製のCarrier Boardが、当社の強力なエコシステムを構築しています。
(*) Apalis iMX8開発者向けページをご覧になり、完全な互換性をご確認ください。
オペレーティングシステム
Toradexは、NXP i.MX 8プロセッサー搭載Apalis iMX8 SoM上で組み込みLinuxとFreeRTOSを無償でサポートし、その保守管理を行います。これにより、システムデザイナーは、OSや低レベルのデバイスドライバではなく実際のアプリケーションに重点的に取り組むことができます。そのほかAndroidやQNXなどのOSは、Toradexのパートナー企業がサポートしています。

Torizonは、産業、医療、そのほか高い信頼性が求められる用途に最適で、そのまますぐに利用できるLinuxベースのソフトウェアプラットフォームです。組み込みソフトウェアの開発と保守プロセスを簡易化する、開発者にとって便利なエコシステムで...

Toradexは、Yocto Projectと互換性があり、実稼働環境にも対応可能な高品質の組み込みLinux BSPの開発と保守を行っています。Toradexの豊富なドキュメンテーションは...
Toradexのサービスパートナー企業Kyneticsが、Apalis iMX8上でAndroidをサポートしています。評価版BSPは、Toradex Easy Installerフィードで無償のバイナリインストーラーとして。
QNXは、マイクロカーネルベースのOSで、安全性が重要な組み込みシステムを主なターゲットとしています。Apalis iMX8用の評価イメージは、BlackBerry/QNXから直接提供されています。
特徴
CPU Name | NXP i.MX 8QuadMax NXP i.MX 8QuadPlus |
CPU Type | Up to 2x Arm® Cortex-A72 Up to 4x Arm® Cortex-A53 Up to 2x Arm® Cortex-M4F |
CPU Clock | Up to 1.6 GHz (Arm® Cortex-A72) Up to 1.26 GHz (Arm® Cortex-A53) Up to 266 MHz (Arm® Cortex-M4F) |
Floating Point Unit | VFPv4 |
NEON MPE | Yes |
ARM TrustZone | Yes |
Advanced High Assurance Boot | Yes |
Cryptographic Acceleration and Assurance Module | Yes |
Secure Real-Time Clock | Yes |
Secure JTAG Controller | Yes |
Secure Non-Volatile Storage | Yes |
L1 Instruction Cache | 48 KB (A72) 32 KB (A53) 16 KB (M4F) |
L1 Data Cache | 32 KB (A72) 32KB (A53) 16KB (M4F) |
L2 Cache | 1 MB (A72) 1 MB (A53) |
Tightly-Coupled Memory (TCM) | 256 KB (M4F) |
RAM | Up to 8GB LPDDR4 |
Flash | Up to 32 GB eMMC |
Wi-Fi | 2.4/5 GHz Dual Band 2x2 Wi-Fi 5 (802.11ac) |
Bluetooth | Bluetooth 5.3 |
PCIe | 2x 1 lane (Gen 3.0) |
I2C | Up to 7x |
SPI | Up to 4x |
UART | Up to 7x |
SD/SDIO/MMC | 2x |
GPIO | Up to 133x |
USB 2.0 | 2x Host / 1x OTG |
USB 3.0 | 1x Host |
Ethernet | 10/100/1000 Mbit with IEEE 1588 (+2nd RGMII) |
PWM | Up to 8x |
Analog Input | Up to 8x |
CAN/CAN-FD | Up to 3x |
JTAG | 1x |
LVDS | Up to 3x single channel Standard: 2x single channel 85 Mpxiel/s or 1x dual channel 170 Mpixel/s Non-standard: 1x single channel 85 Mpxiel/s |
HDMI | 2.0a 4K (3840x2160@60Hz) |
Display Serial Interface | 1x Single Lane MIPI DSI up to 1.5Gbps |
Camera Serial Interface | 2x Quad Lane MIPI CSI-2 |
Medium Quality Sound (MQS) | 1x (Stereo) |
Digital Audio | Serial Audio Interface (SAI): 3x AC97/I2S Enhanced Serial Audio Interface (ESAI): 1x AC97/I2S |
S/PDIF | 1 in and 1 out IEC 60958 32kHz to 192kHz sampling rates |
Size | 82.0 x 45.0 x 6.0 mm |
Temperature | -40° to 85° C |
Shock / Vibration | EN 60068-2-6/50g 20ms |
Power Dissipation | Up to 14W |
Product Availability | 2034+ |
Apalis iMX8 QuadMax
8GB Wi-Fi / Bluetooth ITPN: 0067
Volume Production 
-
A72
-
A72
-
A53
-
A53
-
A53
-
A53
-
M4F
-
M4F
-
8GB RAM
-
32GB FLASH
-
GPU
-
GPU
-
VPU
-
-
-
-40° to 85° C
Apalis iMX8 QuadMax
4GB Wi-Fi / Bluetooth ITPN: 0037
Volume Production 
-
A72
-
A72
-
A53
-
A53
-
A53
-
A53
-
M4F
-
M4F
-
4GB RAM
-
32GB FLASH
-
GPU
-
GPU
-
VPU
-
-
-
-40° to 85° C
Apalis iMX8 QuadMax
4GB ITPN: 0047
Volume Production 
-
A72
-
A72
-
A53
-
A53
-
A53
-
A53
-
M4F
-
M4F
-
4GB RAM
-
32GB FLASH
-
GPU
-
GPU
-
VPU
-
-40° to 85° C
適切なSoMを選びましょう
ご案内Get Started
Here are some recommended product combinations to get you started.

Apalis iMX8 Evaluation Kit
$1,035.65
- 2x Arm Cortex-A72 CPU cores
- 4x Arm Cortex-A53 CPU cores
- 2x Arm Cortex-M4F CPU cores
- NXP i.MX 8 applications processor
- Torizon IoT Platform: Linux OS Maintenance, Remote Software Updates & Device Management
- Linux and other OS Support included

Apalis iMX8 Evaluation Kit 2
$562.65
- 1x Arm Cortex-A72 CPU core
- 4x Arm Cortex-A53 CPU cores
- 2x Arm Cortex-M4F CPU cores
- NXP i.MX 8 applications processor
- Torizon IoT Platform: Linux OS Maintenance, Remote Software Updates & Device Management
- Linux and other OS Support included
キャリアボード
キャリアボードは、必要な信号および電力をCoMに提供します。また、USB、イーサネット、UART、HDMIなど、アプリケーション固有の接続性とマルチメディアインターフェイスが搭載されます。
詳細を見るアクセサリー
Toradexは、最終製品で直接利用可能な既製アクセサリを提供しています。いくつかのアクセサリでは、組み立て図面、回路図やAltiumプロジェクトを含む設計ファイルが用意されています。
Toradexは、Toradexウェブショップに掲載された周辺機器の検証を行い、カメラ、モデム、ディスプレイ、センサなどのベンダーと直接協力し、Toradex SoMとの統合ができるだけ容易になるようにしています。
- Compatible with Apalis iMX8
- Easily mounted to the Apalis Carrier Boards by means of 4 screws
- Additional threaded holes available for attaching fan to the carrier board
- Compatible with Apalis Evaluation Board and Ixora Carrier Board
- LVDS cable (250mm) and 10 pin FFC cable (250mm) to connect it with a Carrier Board
- Power Adapter: 12VDC 30W with international plugs
- Compatible with: Apalis Evaluation Board, Ixora Carrier Board, Colibri Evaluation Board, Iris Carrier Board, Verdin Development Board, Dahlia Carrier Board
- Cable length: 100mm
- Frequency bands: 2.4 GHz and 5 GHz (dual-band)
- Manufacturer: Unictron
- Reference: AA222 (H2B1PD1A1C385L)
- Frequency bands: 2.4 GHz and 5 GHz (dual-band)
- Manufacturer: Chang Hong
- Reference: DA-2458-02
- Cable length: 100mm
- Cable length: 200mm
- Cable length: 200mm
- Suitable for outdoor-usage (IP67)
- MIPI CSI-2 interface
- onsemi AR0521 1/2.5" 5MP color image sensor with ISP
- M12 lens mount (S-mount)
エコシステム
リスクとエンジニアリング経費を抑え、短時間で市場に製品を投入するために必要なのは、安定したオペレーティングシステム/BSPを搭載したシステムオンモジュールだけではありません。Toradexは、お客様の製品開発を容易にするため、広範なパートナー企業と提携しています。ここではその一部を紹介しています。ほかの企業を探すには開発者向けページで検索し、パートナーネットワークを参照してください。

Toradex Easy Installer
Toradex Easy Installerを使えば、OSをワンクリックでインストールできます。工場出荷時に事前インストールされているので、必要な作業はApalis iMX8に電源を入れてOSを選択するだけです。
詳細を見る使いやすいリッチなグラフィカルユーザーインターフェイス
Apalis iMX8は高性能グラフィックスを提供します。Toradexは、GUIの大手プロバイダーと提携することで、開発プロセスの簡素化とハードウェアリソースの最も効果的な利用を可能にしています。
Qtフレームワーク
Qtは、Toradex Easy Installerで入手可能で、さらにTorizon用のDebianコンテナとしても用意されており、あらゆる組み込みデバイスで簡単にQtを利用することができます。
Qtの利用方法Crank Storyboard
Crank Storyboardは、高性能組み込みアプリの迅速な開発を可能にするGUIの設計、開発ツールです。Torizonで使用開始時のシームレスなエクスペリエンスを提供します。
Crank Storyboardの利用方法DiSTI GL Studio
Apalis iMX8に最も適しているのは安全と信頼性が重要なアプリケーションですが、DiSTIのGL Studioもまた、そうしたエリアに焦点を合わせています。
DiSTIGL Studioの利用方法エッジのAI
Apalis iMX8は、i.MX 8 SoCの最高性能、複数のARMv8 64ビットコアとデュアルGPUを備えており、機械学習やコンピュータービジョンアプリケーションに最適なプラットフォームです。 低レイテンシと高信頼性の要件は、エッジコンピューティングの成長を加速している利点です。
Toradexはパートナー企業と協力することで、お客様がAIやコンピュータービジョン、エッジコンピューティングの最新テクノロジーを簡単に活用できるよう、取り組みを進めています。
AWS IoT GreengrassとSageMaker Neo
AWS IoT GreengrassやSageMaker Neoなど、AWSはエッジのAIに役立つ広範なサービスを提供しています。現在AWSとNXP、Toradexは緊密なコラボレーションを行っています。
AWS SageMaker Neoの利用方法Alvium MIPI CSI-2産業グレードカメラ
Alviumファミリーの新しいMIPI CSI-2産業グレードカメラは、ビジョンアプリケーションに最適です。Toradexとの統合について詳しくは、「AI at the Edge, Pasta Detection Demo with AWS(エッジのAI、AWSを使ったパスタ検出のデモ)」をご覧ください。
Apalis iMX8組み込みビジョンキットAntmicro Apalisスマートビジョンキット
Antmicroは、Apalis iMX8向けに、既製のデュアルカメラMIPI CSI-2キャリアボード、ハードウェアおよびソフトウェアエンジニアリングサービスを提供し、Toradex製品の機能を拡張します。
Antmicroビジョンキット産業オートメーション

CODESYS PLC IEC 61131-3
堅牢な作りと高い性能を備えたApalis iMX8は、要求の厳しい産業オートメーションのシナリオに最適です。CODESYSは、長年の実績が豊富なソフトウェアソリューションによって簡単にカスタマイズできるPLCの開発を可能にします。
TorizonにおけるCODESYSの利用方法Matrikon OPC UA
OPC UAは、産業オートメーションに広く利用されている標準技術です。Matrikonによるスタックは、信頼性、安全性に優れ、プラットフォームに依存しない実装となっており、Apalis iMX8に最適です。
BE.servicesとの共同オンラインセミナーを視聴リアルタイム、安全性、低消費電力のためのヘテロジニアスマルチコア処理(HMP)
Apalis iMX8には、266MHzの高速なクロック速度を持つ2つのCortex-M4コアが搭載されています。M4のレイテンシはマイクロ秒単位なので、これらのコアは、Linuxからハードリアルタイムアプリケーションをオフロードするのに最適です。
そのほかの一般的な使用例としては、アクティブ低電力モードがあります。このモードでは、機能安全のためメインコアの電源をオフにし、M4コアが、i.MX 8内のECC保護に対応した密結合メモリからSafeRTOSなどのRTOSを実行します。
Toradexは、Visual Studio Codeとの統合などの開発により、お客様がM4コアに用意にアクセスできるよう尽力しています。

Toradexとの長期的な協力関係により、以前のApalis i.MX 6ベースのインフォテイメントから新しい i.MX 8ベースのインフォテイメントへと容易にアップグレードできる柔軟性を備えた、総合的なコードベースを開発することができました。」 "
Rimac Automobili d.o.o.、ICUソフトウェアマネージャー

ロードマップ
ハードウエア ロードマップ
このロードマップは、Toradexのハードウェア開発の観点から見た場合の製品計画を示しています。これは、リリースの日付を詳細に表すものではなく、Toradex社内の製品開発タイムラインを視覚化したものです。
*ボリューム製品の状態になる前のバージョンは、予告なしに変更される場合がありますのでご注意ください。 Toradexは、サンプル製品の段階ではバージョンが更新される可能性があります。製品がボリューム製品のバージョンへ変更された後、安定した製品を提供しておりますが、万が一変更が御座います時は、可能な限り敏速にご連絡申し上げます。Toradexのフェーズオーバーポリシーの詳細については、PCNポリシーページを参照してください。
- 2024
- 2025
- 2026
- 2027
- 2028
- 2029
- 2030
- 開発中
- サンプル品
- 量産品
SWの現状
...